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「美ら海水族館の歩き方」発行 美ら島財団×「地球の歩き方」コラボ

「沖縄美ら海水族館のさらなる魅力を知ってほしい」と話す沖縄美ら島財団の松堂さん

「沖縄美ら海水族館のさらなる魅力を知ってほしい」と話す沖縄美ら島財団の松堂さん

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 沖縄美ら海水族館の管理運営を行う「沖縄美ら島財団」(本部町石川)が5月1日、ガイドブック「沖縄美ら海水族館の歩き方」を発行した。

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 旅行ガイド本「地球の歩き方」の「スペシャルエディション版」として、沖縄美ら海水族館に特化した内容で発行した同冊子。製作は「地球の歩き方」(品川区西五反田2)。サイズは市販本と同様のA5変形判で、オールカラー・23ページで仕上げた。

 発行の経緯について、同財団本部調査企画広報課の松堂大志さんは「美ら海水族館は海洋生物の展示以外にも、生物の調査研究や保全の取り組みも行っているが、なかなかその分野を伝えられていないことが課題だった。今回『私たちが伝えたいことを伝える』ために、冊子を作った」と話す。

 冊子は、閲覧しながら館内を回れるように順路に沿って構成。同館の目玉のジンベエザメ「ジンタ」を飼育する大水槽「黒潮の海」や屋外イルカ展示場「オキちゃん劇場」の解説をはじめ、「サンゴの海」や「深層の海」など各水槽の飼育担当者・16人へ取材し、飼育・研究へのこだわりなどのコメントも掲載する。そのほか、同館が取り組む「教育普及プログラム」や繁殖などでの受賞歴、獣医療チーム「動物健康管理室」についても伝える。

 松堂さんは「一つの施設に特化した冊子は沖縄県内では初のようだ。取り組みや調査研究についてはこれでもまだ足りないが、冊子をきっかけに水族館に足を運んでもらい見てもらえたら。普段はお客さまと接することのない飼育員の勤務歴やハマっている海の魅力、専門性も記載した。コメントにも注目してもらいたい」とも。

 冊子は今後、イベントなどで無料配布していく予定。同館ホームページではデジタル版も公開している。

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