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名護の国道沿いで「カンヒザクラ」植樹式 沖縄労金の寄付金を活用

「名護・さくらの会」が中心となり植樹した、国道58号沿い「なぐうら桜街道」のカンヒザクラ

「名護・さくらの会」が中心となり植樹した、国道58号沿い「なぐうら桜街道」のカンヒザクラ

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 名護市の花木「カンヒザクラ」の植樹セレモニーが5月27日、名護市内の国道58号線沿い「なぐうら桜街道」で行われた。

「カンヒザクラ」の植樹セレモニーの様子

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 名護ににぎわいを取り戻すまちづくりの一環。市のシンボルであるカンヒザクラの植樹や土壌改良、防風対策などの環境整備を行い、桜の育成・普及を進め、地域ブランド強化を目指す。今回、沖縄県労働金庫(那覇市旭町)が「企業版ふるさと納税」として300万円を寄付し、その資金を活用して「名護・さくらの会」が中心となり、国道58号沿いにカンヒザクラ15本を植樹した。

 セレモニーには、「名護・さくらの会」の儀保充会長、名護市の渡具知武豊市長、沖縄県労働金庫の東盛政行理事長など約30人が出席した。儀保会長は「メンテナンスとして年2回の桜開花推進プロジェクトを行い、台風や自然災害対策、見回り点検を続ける。今後も企業版ふるさと納税を活用する企業が増え、なぐうら桜街道が観光名所になれば」と話す。

 渡具知市長は「名護ににぎわいを取り戻す街づくりの実現に向け、さくらと花の景観づくりや地域ブランドの確立に取り組んでいる。今回の寄付に感謝しており、これからも観光客受け入れ体制の充実を図り、『さくらと花のまち』の推進に取り組む」と話す。

 東盛理事長は「地域の活性化につながる事業として名護市に寄付した。桜の植樹によって景観向上や観光振興に寄与すると期待している。実際に植樹された桜は立派で、周囲にはハイビスカスも植えられているため、季節を問わず楽しめる。来年の桜の開花で多くの観光客が訪れ、観光業の活性化や地域雇用の創出につながれば」と話す。

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