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名護でレアル・マドリード財団のサッカー教室 小中学生80人参加

スペイン人コーチから指導を受け練習に取り組む子どもたち

スペイン人コーチから指導を受け練習に取り組む子どもたち

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 サッカー教室「レアル・マドリード ファンデーションクリニック」が8月12日、名護・あけみおSKYドームとEnagicスタジアム名護(名護市宮里)で始まった。

名護で行われている「レアル・マドリード ファンデーションクリニック」の様子

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 スペインのサッカークラブ「レアル・マドリード」の社会貢献活動を担う「レアル・マドリード財団」(スペイン・マドリード)が世界160以上の国と地域で開く同教室。小中学生を対象に同クラブの育成・トレーニングメソッドを基にした内容で自主性や積極性を育て、リーダーシップやチームワーク、努力する価値などを学んでもらうのが目的という。今夏は名護のほか、那覇とつくば(茨城県)、京田辺市(京都府)で開く。沖縄県内での開催は2回目。名護市内での開催は初となる。県内では人材派遣などを行う「アールディ・フィールズ沖縄」(那覇市泉崎)が主催する。

 初日の12日は、名護市や本部町など近隣市町村のほか、那覇市や与那原町、与那国町など主に県内から80人が参加。本部中学校(本部町)3年の大橋怜真さんは「プロサッカー選手になりたい。本場の練習を受けたくて参加した。コーチに英語で教えてもらえることにもわくわくする。参加を通じて、人をリスペクトする気持ちなど自分の心の成長につなげたい」と話す。

 教室では、レアル・マドリードのユースチームでの指導経験やサッカーヨーロッパリーグの公認の指導ライセンスを持つコーチが、基本動作の練習を中心に指導し、汗を流した。はごろも小学校(宜野湾市)の5年の屋嘉比海偉さんは「普段は地元のチームだけど、サッカーが好きだから参加した。練習に参加してみて、プレスが早いからパスが出せなかった。早く判断してパスが出せるように頑張りたい」と話す。

 アールディ・フィールズ沖縄の宮城敦社長は「昨年が好評だったため、県内での開催場所を増やした。スポーツで地域に貢献したい。子どもたちは最初は緊張している様子だったが、生き生きとした姿を見ると名護で開いて良かったと思う。感謝や思いやりの心を身に付け人間力を伸ばしてもらいたい。沖縄から世界に羽ばたく人材が出てくれば」と話す。

 8月14日まで。

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