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本部・渡久地港前に「ドックカフェ」 サイクリング立ち寄り需要も見込む

「サイクリストや港を利用する人にも立ち寄ってもらいたい」と草間さん

「サイクリストや港を利用する人にも立ち寄ってもらいたい」と草間さん

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 カフェ「Dock Cafe(ドック カフェ)」(本部町谷茶、TEL 0980-43-1095)が本部・渡久地港前にオープンして1カ月がたった。

カフェ「ドッグカフェ」が提供するソフトクリーム

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  運営は那覇市で自転車レンタル事業などを展開するテックトランス(東京都新宿区)。元焼き肉屋の古民家を改装した。店舗面積は約40坪。席数は、カウンター=4席、テーブル席=14席。店内はブラウンを基調に据える。朝食需要を見込み朝8時から営業するほか、港を訪れるダイバーや離島行きの旅行者のニーズにも応えるため、テイクアウトに力も入を入れる。

 提供する食事はワンプレートのほか自家製パンを使ったサンドイッチなど約10種類、メニューは、「フレンチトースト」(1,500円)や「ガーリックシュリンプ」(1,700円)、「フィッシュ&チップス」「ガーリックシュリンプサンドイッチ」「ホットドッグサンドイッチ」(以上1,600円)など。ちんすこうやコーンフレークなどのトッピングが自由の「ソフトクリーム」(650円)も用意する。、

 ドリンクには地元農家から直接仕入れるフルーツを使う。本部町のパイン園「そらうみ畑」のパインを使った「パインシェイク」(800円)や今帰仁村のバナナ農園のバナナを使った「もぎたてバナナジュース」(650円)、「バナナチョコシェイク」(850円)など。季節に応じて紅芋やシークワーサー、タンカンなど、沖縄のフルーツを使ったシェイクも提供する。

 オープンからこれまでの様子について、店長の草間知宣さんは「地元客が多く、散歩途中に立ち寄ってくれる人もいる」と話す。

 草間さんがサイクリストであることから北部地域のサイクリングの立ち寄り場所としての需要にも着目し、店頭にはサイクルラックを設置し、自転車で気軽に立ち寄れる店づくりを進めている。「本部地域はアップダウンがあり、サイクリストには最高なコースがたくさんある。目的地を定めず、散歩のように自転車で走るのに適した本部の環境も発信していきたい」と話す。「地域の人に支えられながら、北部のカフェ文化を一緒に盛り上げていきたい。前にしか進まない自転車のように、一歩ずつ進んでいければ。手作りでボリューム感があり、本部の特産を使うメニューで食を通して地域の魅力を伝えたい」とも。

 営業時間は8時~17時。木曜定休。

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