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名護のシンガー・ソングライター、黒島ありすさんが活動10周年記念ライブ

「音楽を通して地域に恩返しがしていきたい」と話す黒島ありすさん

「音楽を通して地域に恩返しがしていきたい」と話す黒島ありすさん

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 名護市出身のシンガー・ソングライター、黒島ありすさんが8月31日、名護市民会館(名護市港2)で活動10周年記念ライブを開催する。

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 那覇市生まれ名護市育ちの黒島さんは、17歳のときに名護市内で開催された大手音楽会社のコンテストでグランプリを受賞したことをきっかけに音楽活動をスタート。北谷町のライブハウスへや地元イベントなどの出演を中心に、カバー曲を歌うアーティストとしてステージに立ってきた。

 2022年には初となるオリジナル楽曲のアルバムを発表。楽曲が沖縄県内のテレビで飲酒運転根絶キャンペーンソングに起用され、名護市民会館で初のワンマンライブを行った。このほか、音楽活動と並行して「第48代名護市観光親善大使」を務め、保育士資格を独学で取得し学童支援員として勤務しながら、不登校支援や福祉イベントにも携わってきた。現在、収益を地域の子ども食堂に寄付するチャリティーライブも行っている。

 黒島さんは10年間を振り返り、「地域のイベントに出演するうちに気がつけば活動が始まっていた。私の声は『優しい歌声』と言われることが多いが、その声へのコンプレックスから活動をやめようと考えたこともあった。激動で大変な時もあったけが、名護の人たちが活動を後押ししてくれた。名護でなければ続かなかったと思う。歌い続けられて本当に良かった」と話す。

 「転機となったのは、夫で音楽家の比嘉舜太朗との出会いだった」とも。黒島さんは作詞を始め、昨秋には夫婦デュオ「ココノハ」を結成。現在、夫婦で楽曲制作に取り組んでいる。

 10周年記念ライブ当日は、新曲「結んで」などを収録したセカンドアルバム曲を演奏する。このほか、「創作エイサーLUCK」「琉球美やらび」「新里直子琉舞道場」との共演、6歳から続けている琉球舞踊も披露する。ゲストには、石垣島出身で歌手の横目大翔さんを招く。客席は、親子連れに配慮して畳敷きの観覧スペースを設ける。

 黒島さんは「自分のメロディーと言葉で誰かに伝えたいという気持ちが強くなるとともに、母になったことで声に温かみが出るようになったと感じる。今後は地域とつながる活動をさらに広げ、子どもたちに寄り添う音楽活動を目指していきたい。音楽を通して地域に恩返しがしていきたい」と話す。

 17時開演。チケットは、大人=3,500円(前売り=3,000円)、高校生以下=1,000円、未就学児無料。

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