
動植物園「ネオパークオキナワ」(名護市名護)で現在、「国際レッサーパンダデー展」が行われている。
同園では毎年9月第3土曜の「国際レッサーパンダデー」に合わせ、来園者にレッサーパンダについて深く知ってもらうための展示や体験企画を行っている。レッサーパンダの「さくら」に焦点を当てて展開する。
レッサーパンダ舎では、さくらへの「おやつあげ体験」や毛やふんの標本展示、マーキングのにおいを嗅ぐ体験、さくらが食べた後の竹の幹や葉の展示、パネルでの生態紹介など「五感を通して学べる内容」(同園動物管理部の松井琴葉さん)を用意した。例年パネル展が中心で、実物を用いた展示は今年が初となる。
さくらの様子について、松井さんは「6月で10歳を迎え、人間に例えると50歳ほどに当たる高齢期に差しかかっているが、年齢を感じさせないほど活発で元気な様子を見せている」と話す。同展では「おやつあげ体験」は予約がほぼ満席になるなど好評で、名護市内外からレッサーパンダファンが訪れているという。
松井さんは「嗅いだり触ったりしてもらい、かわいいだけでないレッサーパンダの一面も知ってもらえたら。展示をきっかけに関心を持ってもらい、レッサーパンダにまつわる自然環境の現状についても知ってほしい」と呼びかける。
開園時間は9時30分~17時30分。展示は9月28日まで。