
名護市立大北小学校(名護市大北4)で10月17日、「名護市コミュニティースクール実践発表会」と公開授業が行われ、4年生のクラスで「方言」をテーマにした授業が行われた。
総合的な学習の時間で、「I LOVE 沖縄発見隊」をタイトルにして行われた同授業。地域から講師として招かれた安仁屋輝子さんが教壇に立ち、沖縄の方言「うちなーぐち」で自己紹介し、児童に向けて方言の使い方を説明した。
「その野菜は何?(うぬやーせーや、ぬーやが)」の一文から、沖縄方言の疑問詞や質問文の表現について学んだほか、児童が出題者になって行う「うちなーぐちクイズ」が行われ、「はいさい」「ちぬー」「うちなーすば」「かまびたん」「さんまいししぬ」「まーさんたん」などの言葉が出題され、児童が積極的に答える姿が見られた。

4年生担任の比嘉敦子教諭は「名護市の友好都市の大阪府枚方市の枚方第二小学校へ沖縄の魅力を伝えることも目的の一つだったが、児童の中には名護出身でも方言が分からない子もおり、改めて自分たちの地元について知る機会になったと思う。方言を通してコミュニケーションの大切さも伝えられた時間だった」と話した。