昨秋まで放送されたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のパネル展が現在、今帰仁村グスク交流センター(今帰仁村今泊)で行われている。
同作は、1960~70年代の沖縄本島北部・やんばる地域を舞台に、ヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜さん)が料理人を目指す姿や人間模様などを描く物語で、今帰仁村や本部町、名護市などでもロケが行われた。
パネル展は、今帰仁村役場や今帰仁村観光協会、NHK沖縄放送局が合同で開催する巡回展の一環で、今回が名護市と本部町に次ぐ3カ所目となる。
会場では、黒島結菜さんや仲間由紀恵さんら出演者の等身大パネルを展示するほか、当時の風景や文化を再現して実際に使われた大道具や小道具など約200点を展示する。沖縄の風景を背景にしたフォトスポットも設ける。
「ドラマの中で使われた飲食店のメニュー表から『ポリスステーション』の中に張り出されていたポスターまで、ドラマの中では背景の一部として映った物も展示している。どれも沖縄の文化を取り入れてとても精巧に再現されており、ドラマのシーンを回想して感動した」と今帰仁村観光協会の横澤一美事務局長。「今回の展示をきっかけに、今帰仁村にも足を運んでもらい、やんばる地域 の文化や当時の暮らしにも興味をも持って頂き、北部地域を周遊してもらえるきっかけにで きれば」と話す。
開催時間は8時30分~18時。入場無料。今月21日まで。