名護市の旅行支援事業「7515キャンペーン」第2弾が12月21日、始まる。
昨年11月~今年2月に実施したキャンペーンに続く2弾として、市が独自で行う同取り組み。コロナ禍で落ち込む市内観光業への支援と観光客の需要喚起を目的に、約1億2,000万円の予算を投じて全国の旅行客を対象に実施する。
キャンペーンは来年2月末までの約2カ月半にわたって行う。内容は、市内ホテルへの宿泊費の補助と対象宿泊プランを利用した利用客に向けたデジタル商品券の販売のほか、市内で実施する体験プログラムや観光施設の割引の3種類。
宿泊費の補助は、指定する旅行予約サイトからの対象宿泊プランが1人当たり最大5,000円割引になるほか(対象期間は今月21日~来年3月1日)、デジタル商品券は同宿泊者を対象に1,000円で4,000円分の商品券を販売。体験・観光施設が2,000円引となる。予算上限に達し次第、終了。宿泊プランは今月14日から販売する。
産官学連携として、名護市観光協会と名桜大学(名護市)、JTBがコラボし、市内観光名所を大学生が取材・執筆した記事を特設サイトに掲載。学生目線で魅力を発信する。
前回のキャンペーンは宿泊対象プランが2~3日で売り切れ好評だったという。同協会の仲村和樹課長は「市内観光も個人旅行の盛り返しは感じるが、名護も全国的な推移に沿うように、コロナ前の半分ほどの戻りだと感じている」と話す。
「沖縄観光にオフシーズンはなく、1月には寒緋桜の開花で日本一早い花見も体験できるほか、グルメや通年で楽しめる観光スポットも多い。那覇からの高速船や市内コミュニティーバスなども活用して楽しんでもらえたら。『やんばる』を盛り上げていければ。ぜひ遊びに来ていただければ」と呼びかける。