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名護の「オリエンタルホテル」が「名護こども食堂」にランチ券300枚寄付

沖縄高専で行われた贈呈式

沖縄高専で行われた贈呈式

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 名護のリゾートホテル「オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ」(名護市喜瀬、TEL 0980-51-1000)が6月9日、「名護こども食堂」に同ホテルのランチ券300枚を寄付した。

「オリエンタルホテル」のランチ券

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 2017(平成29)年から、子どもの学習支援や食事支援を行う第三の居場所「名護こども食堂」の運営を支援している同ホテル。今回、物価高騰などによって「名護こども食堂」の活動回数が減少していることから、売り上げを活動資金に充ててもらおうと、同ホテル内のレストランやラウンジで使えるランチ券(通常価格1枚=2,500円)を寄付した。

 「名護こども食堂」副会長で沖縄高専・地域連携コーディネーターの神谷康弘さんによると、「名護こども食堂」はこれまで、水曜・土曜に「城公民館」(城2)で子どもたちへの食事提供や学習の場の提供を続けてきたが、電気代や会場使用料の高騰、団体や個人からの寄付の減少などから、現在は水曜のみに実施しており、春・夏休みなどの長期休暇に土曜にも実施する形態を取っている。1回の実施には約1万5,000円の費用がかかるという。

 同日、沖縄工業高等専門学校(辺野古)で贈呈式が行われ、同ホテルの経営企画室の金城努支配人やマネジャーのバルカード クリスティーンさん、「名護こども食堂」副会長の神谷康弘さんらが出席した。

 金城努支配人は「これまで地域貢献の一環として支援を続けてきたが、『名護こども食堂』は子どもたちの居場所となっていることを理解している。来月からの夏休みに開催できないと、子どもたちが危険に遭うリスクも上がると感じているので、何とか実施してもらえたら」と話す。「寄付したランチ券は子ども食堂で販売していただき、収益を運営資金に充ててもらいたい」とも。

 神谷さんは「費用面で開催が難しくなっている状況が続く中、ご厚意がとても有難い。完売すれば45万円の活動資金が捻出できる。地域の子どものために、地域の方々にぜひ買い求めていただき、地元のホテルの食事や環境の良さも体験いただけたら」と話す。

 同ランチ券の価格は1枚=1,500円。予約販売制(購入制限なし)。予約申し込みは6月12日から、「名護こども食堂」のインスタグラム・メッセージとホームページ・メールフォームで受け付ける。券の引き渡しは、名護市営市場の「山城野菜青果店」(城1)で行う。準備数に達し次第販売終了。

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