「古民家レストラン平津」(名護市大西3、TEL 090-7587-2419)が6月9日、オープンした。
住宅街の一角に築50年以上の古民家を改装して開いた同店。店主は、洋食料理の業界歴20年で、恩納村のリゾートホテルで料理長を務めてきた平津亮さん。「古民家レストランを開くのが目標だった。やんばるの海や自然の環境が好きで、名護で店を開こうと決めた」と振り返る。店は、ホテルサービスマンだった妻の智恵さんと切り盛り。家族客や女性客をメインターゲットに据える。
昔ながらの古民家の雰囲気を残したという同店の店舗面積は約15坪。席数は、テーブル=8席、カウンター=4席。カウンター席は店内から庭を眺められるようにした。6人まで利用できる座敷席がある個室も用意。個室には子ども連れも楽しめるようにとベビーチェアや絵本、おもちゃもそろえる。
平津さんによると、同店の料理は「創作琉球イタリアン」で、沖縄県産の食材を使い、沖縄の焼き物「やちむん」の器に盛り付けて提供する。ドレッシングやブイヨンなどは手作り。野菜が中心の前菜やスープ、ドリンクなどメイン料理以外はビュッフェスタイルで用意する。
メイン料理は、「牛肉100%ボロネーゼ」(1,480円)や「ポルチーニ香るカルボナーラ」(1,650円)、「魚介の旨味(うまみ)たっぷりパエリア」「ヴィーガンラザニア」(以上、1,850円)などのほか「島豚のカツレツ」(1,950円)、「キッズプレート」(680円)など7種類を用意する。
「コンセプトは『畳でお箸でイタリアン』。かしこまった店ではなく、大衆的で気軽に来てもらえる店にしていきたい」と平津さん。「まずは地元の人に知ってもらい、地域に根差していきたい」と意気込む。
営業時間は、11時30分~16時30分、17時~20時。月曜定休。