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名護商工高が市内企業と新商品「パイン酢ゼリー」 生徒が企画・開発

名護商工で行われた商品発表会の様子

名護商工で行われた商品発表会の様子

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 名護商工高校(名護市大北4)が6月20日、市内企業とコラボして開発したパイン酢ゼリー「SUPA!(スパ)」の完成披露発表会を行った。

パイン酢を使ったゼリー「SUPA!」

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 同校地域産業科の3年生11人が「地域創生・地域密着プロジェクト」をテーマにする授業の一環で開発した同商品は、沖縄県本島北部・やんばる地域産のパイナップルの酢を使った飲むゼリー。県産パインの認知度や消費向上を目的に行われた。商品名は「すっぱい」と「パイン」の頭文字を取って名付けたという。価格は345円。

 商品開発は、パイン酢を製造販売する「真喜屋フーズ」(山入端)が若者へ向けた商品開発を課題にする中で同校に持ちかけ、今年3月ごろから生徒が企画・開発に取り組んできた。製造は、県産果物のドリンク製造などを手がける「沖縄アロエ」(呉我)に依頼し、3者で完成させた。

 同校3年の親川優寿さんは「ターゲットは10~30代の女性で、若者がどういうものを求めているかを考えて企画した。甘みや酸味のバランスが難しく、原価計算もしながら意見を出し合った。健康志向の人を中心に、おやつとしても飲んでもらえる、プルプルとした食感に仕上がった」と話す。花城朱音さんは「自分たちが企画した商品が商品化されるのがうれしい。名護の特産品にもなる商品に育っていけば」と笑顔を見せる。

 真喜屋フーズの金城正直社長は「パイン酢は40代以上のギフト販売が中心だったが、若者目線で考えてもらったことで広がりが期待できる商品ができた」と話す。沖縄アロエの佐潟倫右営業部長は「高校生と方向性を探りながら作り上げた。今後は生徒と一緒に販売先への商談も行い、一緒に販路拡大を目指したい」と話す。

 同商品は、7月14日に市内の「道の駅許田」で行う予定の販売イベントで販売を始め、今後は販路を市内ホテルや土産店などで通年商品として販売していく予定。

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