スポーツイベント「美(ちゅ)ら島スポンジテニス交流大会inやんばる」が6月18日、名護・21世紀の森体育館(名護市大南)で行われた。
「スポンジテニス」はスウェーデン発祥のスポーツで、バドミントンコートとネットで、55センチ以下の短く軽量のラケットを使いスポンジ製のボールで打ち合うもの。子どもからシニア世代まで、多世代が安全に楽しくプレーできる生涯スポーツとして親しまれている。
同大会の主催は「やんばるスポンジテニス愛好会」。スポンジテニス普及や沖縄県内の同好会の親睦を目的に、2019年11月に初開催し今回が5回目となる。
当日は、名護市内や今帰仁村、本部町、宜野座村、伊江村の5市町村から32ペア64人が参加。初心者からスポンジテニス暦10年以上の経験者までが、総当たりのリーグ戦で熱戦を繰り広げた。今大会では、県内の離島などとの医療格差改善のため、医療用の航空機で医療支援活動を行う「MESH(メッシュ)サポート」への寄付も行った。
今帰仁村から参加した、スポンジテニス歴13年の内田真喜子さんは「スポンジテニスは人との交流もでき、一度やるとやめられない楽しさがある。今は高齢者の参加が多いが若い人たちにも広まっていってほしい」と話す。
やんばるスポンジテニス愛好会の高橋善太郎さんは「ラケットやボールがとても軽く、体に負担がなく、子どもから高齢者まで誰でも楽しんで続けられることが魅力。コロナにも負けず大会を開催してきたが、参加人数も増えてきた」と話す。「県内の知名度はまだまだなので、20~30代にも広める活動を続け、県大会の開催を目標にしたい」と話す。