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本部町で「本部闘牛大会」 県内から20頭が出場、白熱の試合に歓声も

観客から大きな歓声が上がった「闘牛大会」の様子

観客から大きな歓声が上がった「闘牛大会」の様子

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 闘牛イベント「本部闘牛大会」が6月25日、本部多目的広場闘牛場(本部町浦崎)で行われた。

牛同士が激しく巨体をぶつけ合った

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 本部闘牛組合が主催し、50年以上の歴史を持つ同大会。1972(昭和47)年の「合併闘牛大会」を最後にいったんは幕を閉じたが、1995(平成7)年に「本部闘牛組合」として復活し、毎年開催してきた。

 当日は、本部町出身の闘牛をはじめ、与那国島やうるま市・東恩納、沖縄県本島北部など沖縄県内各地から20頭の闘牛が出場。直径20メートルの土俵で、複数の闘牛士が掛け声や身振りなどで闘牛を鼓舞し、一対一で戦った。闘牛は頭突きや角でぶつかり合い、どちらかの闘牛が背を向けずに逃げなければ勝利となる。本部出身の闘牛は「紅組」として、その他の地域から参加する闘牛は「白組」として、押し合いを行った。結果は5勝5敗の引き分けとなった。

 会場には、地元や沖縄県外からも多くの観客が訪れた。白熱した試合に、闘牛同士ががぶつかり合う度に歓声が沸き盛り上がりを見せた。

 同組合の島袋良太さんは「大会を復活させて28年になるが、運営も年配者が増えてきた。若い世代にも闘牛を周知させていきたい。闘牛を通して地域貢献ができればと、2年前からは大会の売り上げの一部を町内の子育て支援や少年野球への寄付もしている。私自身、闘牛が好きなので、地域への恩返しもしていければ」と話す。

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