名護市内の青年会メンバーを集めた座談会「ゆんたくやる場?」が7月21日、「古我知公民館」(名護市古我知)で行われた。主催は名護市社会教育委員会議。
今年2月に次ぎ2度目となる同座談会。当日は、地域課題を住民から行政へつなげようと、名護市内の各地域で地域活動を行う青年会に現状を聞いた。青年会の活動は、地域美化活動や伝統芸能のエイサーの披露・継承など多岐にわたる。
座談会には、市内の中山、古我知、伊差川、屋部若獅子会、宮里地区などから20~30代を中心に青年会現役メンバーとOBメンバー約10人が参加。地域で活動するラジオパーソナリティーを司会に招き、「本年度の活動」「伝統行事・芸能について」「資産造成の方法や予算」などをテーマに、約100分にわたって議論を交わした。
参加した大西青年会OBで名護パイン園に勤務する渡具知睦希さんは「各青年会、人手不足という同じ課題を抱えている。若い層の青年会や地域活動への参画が、こうした活動を基にした地域力の向上には大切。課題が分かったので、今後のアクションにつなげていきたい」と話す。
名護市社会教育委員の宮里辰宏さんは「当会は青年会の活動をサポートする立場だが、まずは生の声を聞くことが大事。コロナ禍による仕事の変化などで、市外県外に人材が流れたり、青年会への新規会員の呼びかけが難しくなったりしている状況がある。活動の現状や課題を、ゆんたくを通して青年会同士で共有していきたい」と話す。