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名護で「世界のウチナーンチュの日映画祭」 制定日にあわせて開催

「『世界のウチナーンチュの日』を広く知ってもらえる機会になれば」と比嘉さん

「『世界のウチナーンチュの日』を広く知ってもらえる機会になれば」と比嘉さん

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 映画上映イベント「世界のウチナーンチュの日映画祭」が10月28日・29日、名護市立図書館(名護市宮里5)で行われる。主催は、名護市国際交流協会(宮里)。

2021年には姉妹都市のブラジル・ロンドリーナの沖縄県人会と交流した

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 今月30日の「世界のウチナーンチュの日」に合わせて行う同イベント。「世界のウチナーンチュの日」は、2016(平成28)年に「沖縄に関わる全ての人がウチナーンチュ(沖縄人)であることを誇り、沖縄に思いをはせる日であってほしい」と県が制定した。

 今回は、「移民」「世界のウチナーンチュの日」がテーマ。同協会事務局の比嘉拓人さんは「『世界のウチナーンチュの日』をもっと広めたい」と意気込む。

 イベントは、2日に分けて4作品を上映する。上映作品は、1900年代初頭にニューカレドニアに移民として渡った父を持家族のドキュメント「まぶいぐみ」、世界の「うちなーんちゅ」の生き様を取材した「沖縄発われら地球人 ブラジル編」、沖縄と南米がチャンプルーされた町・鶴見を舞台にした「だからよ~鶴見」、三線職人を主人公にした「SANSHIN~三線~」。

 28日の「沖縄発われら地球人 ブラジル編」上映では、番組ホスト役の前原信一さんによる講演会を行うほか、29日の「SANSHIN~三線~」上映では、監督の本間章子さんと三線職人によるトークショーを行う。

 比嘉さんは「講演会やトークショーを通して、作品を深く掘り下げられるように工夫している。移民の当時の姿や現地の様子が分かる作品を見ることで、過去・現在・未来の沖縄のことを知ってもらえたら」と話す。

 「映画祭のコンセプトは『過去から現在、未来へ受け継がれてゆくウチナーンチュ』。海外でこそ受け継がれる沖縄の文化やアイデンティティーに触れてほしい。沖縄に住んでいる人が知らないこともあると思うので、ぜひ鑑賞してもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は10時~。定員は両日100人。入場無料。

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