学ぶ・知る

名護で「防災体験ワークショップ」 市内外から家族連れ85人が参加

子どもたちが災害時の対処法などを学んだ

子どもたちが災害時の対処法などを学んだ

  • 0

  •  

 親子防災イベント「防災体験ワークショップ in NA-GO!」が10月21日、名護市防災研修センター(名護市大北3)で行われた。

備蓄を考えるワークショップも行った

[広告]

 主催は日本青年会議所沖縄地区協議会(那覇市高良3)。8月初旬に沖縄県内を中心に被害を及ぼした台風6号を受け、防災意識の向上を目的に初開催した。

 当日は、名護市内を中心に那覇市、浦添市などから家族連れ85人が参加した。参加者は、防災研修センター内の「水害時脱出体験」や「初期消火体験」「煙避難体験」などを体験。名護市社会福祉協議会の職員がクイズ形式で、同協議会の役割や市内避難場所などを出題し地域での防災について考えた。

 そのほか、食料品の備蓄を考えるワークショップも実施。参加者がペットボトルや保存食などを家族の人数に応じて取り分け、各家庭で必要な3日分の水や食料の量を確認した。

 「台風6号のときは、家が停電して何もできず怖かった。今日は自分や家族の命を守るためにどうすればいいのか知ることができてよかった。特に、火災の煙から逃げる体験が印象に残った」と名護市内から家族5人で参加した東優希さん。父の邦英さんは「日頃から家族でいざというときの集合場所は決めていたものの、備蓄はなかなかできずにいた。1人当たりの量も多いことが分かったので、備えていきたい」と話した。

 同協議会の伊藤貴庸会長は「今夏の台風をきっかけに、私たちが県民や市民の方へ向けて何かできることはないかと実施したが、遠方からも多くの人に来場してもらえて良かった。災害に備えるために必要なことはまず知ることだと思うので、今後も県内で実施していければ」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース