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名護で「二見情話大会」 地域の叙情歌を披露、発祥の地で4年ぶり

二見区公民館に設置されている「二見情話」の歌碑

二見区公民館に設置されている「二見情話」の歌碑

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 イベント「第9回 二見情話大会2023」が11月18日、名護・二見区公民館(名護市二見)で開催される。

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 4年ぶりに行われる同イベント。主催は東海岸の地域10区を中心にした実行委員会。今回は、二見区内に整備されている県内初のメロディーロード「二見情話ミュージックライン」の開通11周年に合わせて行う。

 「二見情話」は、沖縄戦中に沖縄県本島南部から二見地域に避難していた照屋朝敏さんが、二見の人情や自然に思いをはせ1945(昭和20)年ごろに作った二見区発祥の叙情歌。地域を代表する曲として歌い継がれてきた。二見区公民館に設置されている歌碑には昨年度、1400人以上の観光客が訪れたという。

 当日は、男女ペアの歌い手がそれぞれの「二見情話」を披露。衣装や観客の盛り上がり、歌唱などを審査する。地域の豊年祭でも披露される地域の伝統舞踊のほか、地元サークルがフラダンスやチアダンスなどを発表するステージも設ける。地元漁協等による地元グルメの提供やキッチンカーによるグルメブースの出店も予定する。

 大浦区長で同イベント実行委員長の宮里辰之さんは「例年は1000人の来場があるが、4年ぶりとあって、全勢力を挙げて準備を進めている。これまでは大浦区単独で行っていたが、今回は発祥の地の二見区での開催。県内各地や県外からも応募がある。二見情話やメロディーロードをまだ知らない人にも、地域の魅力を知ってもらえる機会になれば」と期待を寄せる。

 二見区長の名嘉裕美さんは「歌碑には思っていた以上に見学の観光客の来場があり、二見情話を多くの人に知ってもらえているのだと感じている。イベントには市内外から来場してもらえれば」と呼びかける。

 13時開始。発表ステージは11時から。現在、大会参加者を募集している。定員は20組。

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