スパイスカレー店「ナカラマサラ」(名護市大南2)が10月17日、名護市役所近くにオープンした。
店主は元整体師で長野県松本市出身の塩月孝太郎さん。スパイスカレー作りの趣味が高じ、5年ほど前から名護市内を中心にスパイスカレー作り教室の主宰やイベント出店をしてきたが、民家を改装して実店舗を構えた。店舗面積は約8坪。席数は、座敷=8席、カウンター=3席。
オープンのきっかけについて、塩月さんは「落ち着いて営業したいと思い、店舗を構えることにした。店名の『ナカラ』は長野県の方言で、『いい感じ、いいあんばい』という意味。店名の通り、自分の感覚でいい感じのカレーを作りたい」と話す。
提供するカレーには、名護産の野菜や肉などの素材を中心に使う。メニューは、カレーを4種類から1つまたは2つ選んでもらう「一種盛り」(1,000円)、「二種盛り」(1,300円)で、「ココナッツチキン」や名護産アグー豚を使った「アグーキーマ」、「キノコとココナッツ」などを日替わりで用意。ワンプレートで、野菜も付け合わせて提供する。
トッピングは、半熟卵をスパイスオイルに漬け込んだ「スパイスゆで卵」(150円)やペースト状にした豆をを揚げたインド料理の「ワダ」(150円)など。ドリンクは、マサラチャイやラッシー(以上400円)など。バニラアイス(300円)のトッピングは選べ、シナモンやナツメグ、ブラックペパーなどスパイス6種類を用意する。
塩月さんは「私自身、辛いものが苦手なので『辛くないけどスパイシー』をモットーに、カレーはスパイスと塩だけで味付けしている。オープンしてまだ1週間ほどだが、散歩をしていたら見つけたと立ち寄ってくれる人もいる」と笑顔を見せる。「落ち着いたら、デザート作りやコーヒーをいれるのが得意な人など、名護の色んな人とコラボしてみたい。名護にはスパイスカレー屋がなかったので、地元の人には気軽に名護産の素材で作るスパイスカレーを楽しんでもらえたら」とも。
営業時間は11時30分~16時。