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今帰仁酒造が「蔵元直売所」新設 周辺観光情報の発信も

「3世代で来店してもらえれば」と同社の洲鎌さん

「3世代で来店してもらえれば」と同社の洲鎌さん

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 今帰仁酒造(今帰仁村仲宗根)が11月6日、「蔵元直売所」をオープンした。

今帰仁酒造の「蔵元直売所」店内

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 今年で創業75年を迎えた同社。直売所はこれまで、事務所兼販売所として営業してきたが敷地内に新築した。

 同社広報担当者の洲鎌なぎささんは「場所も奥まっていて入りにくかったが、店内が広くなり、商品をゆっくり見てもらえるようになった。今春から準備を進めてきた」と話す。

 木目を基調にした店内には、1948(昭和23)年の創業時から伝統製法で製造しているという商品「まるだい」や、2021年に日本酒コンクール「クラマスター2021」の「本格焼酎・泡盛コンクール」でプラチナ賞を獲得した看板商品「美しき古里」を中心に、古酒13種類と泡盛やリキュール約40種類をそろえ、20種類の試飲を用意する。中心価格帯は2,000円前後。

 そのほか、「泡盛ケーキ」や今帰仁村のTシャツや帽子などのグッズを販売するほか、同社の泡盛などを用意して「地酒ガチャ」も設ける。今帰仁村内や周辺の観光情報やガイドブックもそろえ、観光客に案内する。

 「今年に入ってから少人数グループの来店が月に50~60組ある。大型観光バスも受け入れられるようになった。お客さまとコミュニケーションも取りやすくなったので、一人一人の好みを聞きながら泡盛を提案したい。『好きな泡盛探し』を楽しんでもらえたら」と洲鎌さん。「設備が整い次第、3月の『蔵まつり』で披露目して好評だった『泡盛ソフトクリーム』を目玉商品にする。若い世代へもアピールしていく。家族3世代で来店してもらい、それぞれが楽しんでもらえる店にしていければ」と話す。

 営業時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日定休。

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