グルメイベント「SPICE CIRCUS(スパイスサーカス)」が11月19日、なごアグリパーク(名護市名護)で開催される。
やんばる産スパイスを身近に感じてもらおうと企画した同イベントは今年で2回目。昨年は1000人が来場した。主催は、農業生産法人「クックソニア」(名護市旭川)、名護市内の農業女性グループを中心とした活動団体「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」。
同プロジェクト事務局の服部あや乃さんは「やんばるエリアは国内で唯一、土壌や気候が香辛料栽培に適しているといわれる。名護市ではカラキ(シナモン)や月桃(ゲットウ)、ウコンなどが栽培されている。イベントを通じて、スパイスや農畜産物が豊富な名護を知ってほしい」と話す。
当日は、「やんばるはおいしい」をキャッチコピーに、グルメブースとワークショップを展開する。グルメブースでは、市内外15店がスパイスを使った料理を提供する。出店は、名護市の「しまドーナッツ」(伊差川)、「seaside-cafe Blue Trip」(東江5)「Cookhal(クックハル)」(名護)、「オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ」(喜瀬)、沖縄市の「みやんち」、「キャプテンカンガルー」(本部町)、「金月そば」(読谷村)など。
ワークショップでは、9種類のスパイスを好みに応じてブレンドする「やんばるスパイス作り」(500円)や、「金川製茶」(伊差川)の茶畑・果樹園の見学とスパイスチャイ作り、「Cookhal」のスパイス畑を見学するオープンファームなどを行う。
このほか、「名護やんばるのスパイス栽培から活用までの可能性について」をテーマにしたトークセッションを行う。エスビー食品未食文化未来研究所の南野新さん、渡具知武豊名護市長、やんばる畑人プロジェクト代表の芳野幸雄さんが登壇する。
服部さんは「スパイスは身近にある物。辛いイメージがあるかもしれないが、香り豊かな物をスパイスと定義している。やんばるをスパイスの街として盛り上げていけたら」と話す。「スパイス料理や体験を楽しんでもらい、やんばる産のスパイスのおいしさや魅力を知ってもらいたい」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~16時。