名護市の久辺小学校(豊原)で11月24日、6年生の児童が「ラジオ校内公開放送」を行った。
同校が毎年秋に行う「読書月間」の取り組みの一環。読書・音読の楽しさや本への興味を深めることを目的に、本の話題を通じて人前で話したり声を出したりする楽しさや大切さを知ってもらおうと企画した。
市内のコミュニティーFM「エフエムやんばる」(宮里1)のパーソナリティー東克明さんと同校卒業生のぼっち(當山貴将)さん、さく(宮城健作)さんを講師に迎え、6年生の児童が約3時間にわたりオリジナルのラジオ番組制作に挑戦した。児童らは番組名、番組進行を考案し、ディレクターやタイムキーパー、パーソナリティー、ミキサーなどに分かれて進行の仕方や機材操作の練習、ボイストレーニングを行い、本番に向けて準備を整えた。
その後、同校1年生~5年生に向けて体育館で公開生放送を行った。「本や図書館にまつわる話」をテーマに校内で募ったメッセージの紹介や東さんとのトークなどを交えて、読書の楽しさを伝えた。
ディレクターを担当した加藤あかりさんは「本や図書館のエピソードメッセージがたくさん集まっていて、その中から面白いものを選ぶのが大変だった」と話す。パーソナリティーを担当した玉城琉央さんは「ボイトレでは声が出ていたのに、本番の時は緊張して思ったように声が出なかったが、とても達成感があった」と笑顔を見せた。
講師を務めたぼっちさんは「母校でこういう活動ができてうれしい。子どもたちのアイデアが次々に出てきて本番も楽しかった」と話す。