沖縄本島有数の桜の名所で世界遺産の今帰仁城跡(今帰仁村今泊)で1月20日から、「第17回 今帰仁グスク桜まつり」が開催される。
同城跡内には約230本の寒緋桜(カンヒザクラ)が植樹され、沖縄県内有数のカンヒザクラの名所として知られている。毎年、開花のピークに合わせて約3万人の人出でにぎわいを見せる。
2008(平成20)年から行われている今帰仁村を代表する同イベント。今年のテーマは「共演」。「来場客もそこに佇(たたず)むだけで演者の一員になり、祭を盛り上げる」をコンセプトにパフォーマンスを披露する。
期間中は桜を夜間ライトアップを行い、毎日ステージイベントを中心に展開する。20日は、お笑い芸人「初恋クロマニョン」が司会を務めるオープニングセレモニーや、沖縄県北部で活動する伝統芸能公演「現代版組踊 北山の風」、「大道芸たまんちゅ」などの地元団体がパフォーマンスを披露する。
そのほか、週末に合わせて今月20日・21日・27日・28日は地元飲食店などが出店する「さくらマルシェ」を行うほか、22日~26日は「今帰仁グスクを学ぶ会」が「今帰仁の史跡巡りガイドツアー」を行う。
現在、同城跡内の桜はつぼみ。同城跡管理事務所によると、例年今月中旬から開花し、下旬に見頃を迎えるという。
同実行委員会事務局長の横澤一美さんは「普段は18時に閉園するが、期間中は営業時間を延長するため、ライトアップされた夜桜を見られるとても貴重な機会となる。今年3月には、昨年から修復中だった『志慶真城郭』も披露できる状態になり、今回はその場所も見られるようにライトアップするので、ぜひ見に来てもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は8時~21時(最終入場は20時30分)。入場料は、大人=600円、中高生=450円、小学生以下無料。今月28日まで。