二十歳を迎える名護市出身の若者らが1月7日、名護市東江の神ケ森の斜面に光文字「明」を点灯した。
二十歳を迎える市内出身者が毎年行い、今回で29回目となる恒例の取り組み。成人式を迎える市内出身の約40人が実行委員会を結成し、12月初旬から設置場所の整備などの準備を進めてきた。
市内で「名護市二十歳の成人式」が行われた同日は、山の斜面を見渡すことができる東江の商業施設「サンエー」の屋上で点灯式を行い、18時からカウントダウンを行い光文字を点灯した。
「明」の一文字には、「明るい未来を作っていけるように」と願いを込めたという。大きさは縦横40メートルで、121個の電球が使われている。
神ケ森光文字実行会の廣瀬敬矢実行委員長は「無事についてよかった。急斜面の草刈りなど大変な作業が多かったが、メンバーが賛同して集まってくれたからこそ実施できた。達成感でいっぱい」と笑顔を見せる。「僕たちの世代は高校時代がコロナ禍で、部活や行事がなくなり不完全燃焼のままだったので、みんなで何かを成し遂げたかった」とも。「漢字には、これから働き手となる僕たちの未来への思いを込めた。仕事などを通じて社会で活躍していきたい。見た人にも思いを感じてもらえることができれば」と期待を寄せる。
点灯時間は18時~22時。1月31日まで。