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名護でミュージカル「たいようがわらってる」 川平慈英さん演出、直接指導

「子どもたちのパッションを見ていただきたい」と平澤智さん、川平慈英さん、東克明さん(写真左から)

「子どもたちのパッションを見ていただきたい」と平澤智さん、川平慈英さん、東克明さん(写真左から)

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 やんばるの小中学生と俳優でタレントの川平慈英さんによるリトルミュージカル「たいようがわらってる」が1月13日、名護市民会館(名護市港2)で上演される。

川平慈英さんとやんばるの子どもたちの稽古の様子

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 21世紀の森サッカーラグビー場やあけみおSKYドーム一帯で同日に開催される、「芸術・スポーツ・食の祭典」をテーマにしたイベント「Bridge of the Rainbow 2024~ちゃんぷるフェスタ in 名護~」の一環。主催は、名護市や市社会福祉協議会から成る実行委員会。

 同ミュージカルは、川平さんが演出・構成を務め、俳優で振付師の平澤智さんやタップダンサーのHideboHさんらが参加する。川平さんが育った沖縄での少年時代の実話を基にした絵本を原作に、沖縄の時代背景も織り交ぜながら、命や友達の大切さを伝えるストーリー。オーディションで選抜した29人の地元小中学生が出演する。

 12月4日・5日には、川平さんと平澤さんが市内で子どもたちとの稽古を行った。稽古を終えた川平さんは「こちらから寄り添い、子どもとしてではなくアクターとして接することを意識したが、子どもたちが取り組む姿勢を見て感動した」と笑顔を見せる。振り付けを担当した平澤さんは「5曲の歌とダンスを披露するが、舞台構成も子どもたちと確認しながら練習した。子どもたちだからこそ難しいこともあるが、あと1カ月間、連携を取りながら作り上げたい」と話す。

 「名護スクランブルスタジオ」主宰で、舞台の現場指導を担当する地元俳優の東克明さんは「8月からダンスや発声、歌、演技など稽古を始めたが、当初は子どもたちのモチベーションもばらばらだった。今はチームワークもできて良い雰囲気が生まれている。ダンスや演技経験のない子ばかりだが、妥協せずに取り組んでいる。歌詞に合わせて子どもたちが振り付けを考えたシーンもある」と話す。

 川平さんは「私自身ミュージカルに出演していて、そのシーンや曲を会場全体で共有できる瞬間に、『生きていることが素晴らしい』と喜びを感じる。それがミュージカルの魅力。子どもたちにもエネルギーを出してもらい、熱心な姿を多くの方に見てもらえたら」と呼びかける。

 公演は各回2部制で、1部は地元アーティストや川平さんらによるパフォーマンスの披露を予定し、2部にミュージカルを上演する。

 開演時間は13時~、18時~。前売り料金は、特別鑑賞席=3,000円、一般=2,000円、中・高・大学生=1,000円、小学生以下=500円、3歳以下無料。

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