「第61回名護さくら祭り」が1月27日・28日、名護市街地で開催される。
「日本の春はここからはじまる。」をキャッチコピーにする名護市を代表する同イベント。市民参加型が特徴で、名護城公園、さくら公園、名護十字路大通り、名護漁港構内の市街地4カ所を主会場に行う。3年ぶりに行われた昨年は、約20万人が来場した。
名護城(なんぐすく)一体に整備された名護城公園には、カンヒザクラが3800本植えられ「さくらの名所100選」にも選ばれており、沖縄県内有数の桜の名所として知られている。例年、1月下旬~2月上旬に見頃を迎える。名護市観光協会の仲村和樹さんによると、現在は二分咲きという。
両日は「ひんぷんガジュマル」周辺から「大西通り」までの一本道を歩行者天国にする。メイン会場の「さくら公園」では、市内保育園児による遊戯とエイサーのほか、市民や学生アーティストによる音楽ライブ、「二見情話」大会などのステージイベントを行う。歩行者天国区間ではキッチンカーの出店や「名護桜太鼓」の演舞、「氷の彫刻大会」やストリートダンスなどのパフォーマンス、市内小中高校生によるブラスバンドや「名護市女性会」による踊りパレード、仮装行列など行う。
スマホアプリを使い3カ所のチェックポイントを回る「スタンプラリー」のほか、「なんぐすく桜見ウォーク」も展開。名護漁港内では同イベントに合わせ、名護漁協が「マグロの解体ショー」(28日)と「第24回花の里ガーデンフェスタ2023」(26日~28日)を開く。
仲村さんは「それぞれの会場で各団体による多彩なプログラムが行われる。開催直前まで参加する市民団体が増え続ける見込み。祭りも60回を越え、より『市民が作り上げる祭り』という雰囲気が高まっている。桜を見ながら市街地を散策し、楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~21時。