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名護の幼稚園に北海道から雪のプレゼント 地元出身男性、26施設に2トン

歓声を上げながら雪を楽しむ子どもたち

歓声を上げながら雪を楽しむ子どもたち

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 名護市出身で北海道千歳市在住の上地隼さんと大城幸太朗さんが1月22日、市内の保育園と幼稚園に北海道の雪をプレゼントした。

雪に駆け寄る子どもたち

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 中学の同級生の2人が取り組む同プロジェクト「で~じなとん(大変だ)、沖縄に雪!?」の一環。今年で3回目となる。雪を贈ったきっかけについて、上地さんは「幼稚園児だったときに、同じように北海道から雪が届き初めての雪に感動したのを鮮明に覚えている。大人になった今、今度は地元への貢献や恩返しとして、子どもたちに雪を経験してもらいたいと始めた」と話す。

 当日は、上地さんの知人農家の畑(北海道石狩市)から市内の幼稚園と保育園26施設に合わせて2トンの雪を届けた。雪質にもこだわったという上地さんは「朝の雪はパウダースノーでさらさら。6人がかりで午前中に手作業で雪を箱詰めした」と話す。

 26施設を代表して「なごうら認定こども園」(名護市屋部)で贈呈式が行われ、上地さんと大城さん、同園の比嘉優太園長、園児140人が参加した。発泡スチロールで届いた雪をブルーシートの上に広げ、園児らは歓声を上げながらはだしで雪に触れ、溶けるまでの約30分間全身で雪遊びを楽しんだ。

 「初めて雪を見た。手でも足でも触ったから冷たくて体がキーンとなった。なぜここに雪があるのかなとびっくりした」と園児の儀武東磨さん。同じく東江夏葉さんは「触ってみて冷たかった。雪だるまを作ったり、雪合戦で雪が体に当たったりして楽しかった」と話していた。

 同園の比嘉園長は「雪を触ったことがない子どもたちもたくさんいるので、とても貴重な体験をさせてもらえてありがたい。子どもたちのいい笑顔が見られてうれしい。今日の経験を思い出にしてもらえれば」と話す。

 上地さんは「名護や北海道など協力や支援をしてくれる人々のおかげで今年も実施することができた。1回目は雪の量が240キロだったが、昨年からは2トンに増やし、より多くの子どもたちに喜んでもらえるようになってうれしい。このプロジェクトは使命だと感じている。今後は、より多くの子どもたちに楽しんでもらうために、名護市内でのイベントなどにも贈りたい」と話す。

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