海洋博公園内の「熱帯ドリームセンター」(本部町石川、TEL 0980-48-3624)で現在、「チューリップフェア」が行われている。
1月20日から始まった「第19回美ら海花まつり」に合わせてスタートした同フェア。毎年恒例で行い、今年で10回目を迎えた。メイン会場の中庭の約200坪のスペースを中心に29品種7万株のチューリップを展示し、一足早い春の訪れを伝えている。
チューリップの種類は、反りかえる花びらが特徴の「プリティウーマン」や八重咲きの「ホワイトバレー」、ほのかに香る「シークレットパフューム」などで、6品種が今年初展示。今月15日ごろから咲き始め、晴れが続いたことから20日に一斉に開花したという。
12月に行った球根の植え付けでは、本部町や名護市、恩納村などから保育園・幼稚園15施設を招き、植え付け体験も行った。
企画担当者の砂川愛子さんは「全国的にはチューリップの見頃は3月~4月だが、温暖な沖縄では開花も早い。日本一早いチューリップフェアだと思う」と笑顔を見せる。「昨年の夏~秋がとても暑かったので、球根の状態が例年と異なり成長を読むことが難しかったが、フェアに合わせてきれいに咲いてくれた。珍しい品種もあるので楽しんでもらえたら」とも。
イベント・広報係の上原尚大さんは「チューリップフェアは年間でも定番展示の中でも大きなイベントの位置づけで、観光客のほか地元客の来園も多い。沖縄県内でこれだけの規模感のチューリップは見られないと思うので、鑑賞して癒やされてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は8時30分~17時30分。入館料は、大人=760円、小中学生以下無料。2月4日まで。