毎年恒例の「第61回名護さくら祭り」が1月27日・28日、名護市街地で開催された。

ストリートパフォーマンスも多くの人でにぎわった

　例年1月下旬～2月上旬にかけて見頃を迎える名護城公園のカンヒザクラの開花に合わせて行う同イベント。市民参加型をコンセプトに、名護市街地をメインに名護城公園や名護漁港構内を会場に行われた当日は、歩行者天国にした「ひんぷんガジュマル」周辺から「大西通り」までの通りで市民団体などによるパレードが行われたほか、音楽ライブや「二見情話大会」などのステージイベントも展開。名護漁港構内では「マグロの解体ショー」「第24回花の里ガーデンフェスタ2023」も行われ、多くの市民や観光客らでにぎわいを見せた。

　名護市観光協会の発表によると、2日間の来場者数は15万4000人。同協会の仲村和樹さんは「今年は天気にも恵まれ、パレード行事も例年以上ににぎわった。県外からの観光客や韓国や台湾からのインバウンド（訪日客）も見受けられ、名護でも観光が元気を取り戻したことやこれまで以上のインバウンド客の増加を体感し、新たな客層の来場があったと感じた」と話す。

　「さくらの名所100選」に選定されている名護城では現在、カンヒザクラが五分咲きになっている。仲村さんは「祭りは無事に終わったが、2月から北海道日本ハムファイターズのキャンプも始まる。桜を見に名護を訪れてもらえれば」と呼びかける。