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名護の音楽サロン&ギャラリーで地元在住写真家・佐藤大樹さん初個展

「見る方それぞれの受け止め方で見ていただければ」と佐藤さん

「見る方それぞれの受け止め方で見ていただければ」と佐藤さん

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 名護在住の写真家・佐藤大樹さんの個展「-存在の標本とその一刻-」が1月28日・29日、音楽サロン&ギャラリー「SALON DE SUJET(サロン ドゥ スジェ)」(名護市為又)で開かれる。

和紙にプリントした作品

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 同ギャラリー店主で写真家歴20年という佐藤さんは宮城県出身。20代でフランス・アルルに芸術留学し、10年前に名護に移住してからこれまで、ポートレート写真や企業からの依頼による写真の撮影を手がけてきた。

 会場では、フランスで撮影した作品をはじめ、2021年に韓国・済州現代美術館のグループ展に出展した作品など5~10点を紹介する。

 佐藤さんによると、目玉作品は、名護市内の海岸から眺めた小島を12分割して撮影した「島」、ドローンを使って沖縄県内の波打ち際を撮影した「波」という。「どちらの作品も和紙にプリントした。日本の伝統である和紙と現代技術を融合した作品」と佐藤さん。

 「撮影方法にとらわれない表現にも重きを置いている。私のコンセプトは、沖縄の風景や物を題材にして、沖縄で作品を発表する『芸術の地産地消』。私にとって写真は、一瞬を切り抜くというより図鑑のような『風景の採取』という感覚」とも。

 「当ギャラリーは今年10周年を迎えるが、節目の年に改めて自分の芸術に向き合いたいと思い、個展開催を決めた。今後は、気軽に芸術が発信できる場としても稼働したい。堅苦しくなく芸術に触れることのできる場にしたい」と意気込む。

 開催時間は、28日=12時~19時、29日=10時~18時。入場無料。

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