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「名護さくら祭り」3年ぶり開催へ 60回の節目、「原点回帰」テーマにライトアップも

市街地で行われるパレードの様子

市街地で行われるパレードの様子

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 「第60回名護さくら祭り」が1月28日・29日、3年ぶりに開催される。

名護の春の訪れを告げるカンヒザクラ

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 名護城公園、さくら公園、名護十字路大通り、名護漁港構内の市街地4カ所を主会場に行われる、名護市を代表する同イベント。名護城跡は、「さくらの名所100選」に選定されており、園内には、1月下旬~2月上旬に見頃を迎えるカンヒザクラが3800本植えられており、沖縄県内有数の桜の名所として知られている。

 同イベントのキャッチフレーズは「日本の春がここからはじまる」で、例年10~12万人の人出がある。今回のテーマは「原点回帰」。同イベントが、戦後の市民による植樹活動から始まった歴史から、「名護の花木・カンヒザクラを市民とともに鑑賞し、見つめ直す」ことに重きを置く。今年は初の試みとして、幸地川沿い600メートルと名護城公園のふもとから続く遊歩道を、ちょうちんなどでライトアップする。

 メイン会場の「さくら公園」では、二見情話大会やダンスや大道芸、ステージイベントを行うほか、「ひんぷんがじゅまる」前~名護十字路~ファミリーマート名護大西通り店までの通りでは、恒例の歩行者天国で「名護桜太鼓」の披露や仮装行列、パレード、ブラスバンド演奏、エイサーの演武やストリートライブなどを行う。

 名護市営市場では、名護市と友好都市の、北海道滝川市、岩手県八幡平市、群馬県館林市、大阪府枚方市による物産展を行うほか、名護漁港構内では「大植木市」や「マグロの解体ショー」を行う。名護城公園では、「なんぐすく桜見ウォーク」、名護十字路では「第18回名護さくら祭り氷彫刻大会」を開く。

 名護市観光協会の仲村和樹さんは「3年ぶりで地元の期待感も高まっている。この祭りは市民の皆がそれぞれのイベントを担当する市民参加型が特徴。地元の人が情熱をかけて開催するからこそ、市外県外からもお越しいただいていると感じている」と話す。

 「気象条件も良く、桜の開花は現在三分咲きくらいで順調に開花が進んでいるようだ。祭りの頃には見頃を迎えるはず。名護の春の訪れを感じてもらえたら」と来場を呼びかける。

 開催時間は11時~21時。

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