スコーン&スムージー店「こもれび」(名護市城1、TEL 090-6636-8411)が10月2日、オープン10周年を迎えた。
名護市営市場の生鮮食品店売り場内にある同店。名護市で生まれ育った店主の小浜夏希さんが、幼馴染の玉城千佳さんを誘って2014(平成26)年に出店した。小浜さんは「小さい頃から母とよくお菓子作りをしていて、特にスコーンが好きだった。当時は名護市にスコーン専門店がなく、市外に買いに行くか自分で作るしかなかったので、それらな自分で店をやろうと、小さい頃から慣れ親しんだ市営市場に出店した」と振り返る。
店舗面積は4坪。店内で手作りしたスコーンやラスク、クッキーなどの焼き菓子やスムージーを販売する。
販売するスコーンは、「プレーン」「くるみ」「オレオ」「パイン」(以上140円)など15種類。「プレーン」「メープル」など小型サイズのスコーン6種類を詰め合わせた「ミニスコーン」(480円)、スコーンを2度焼きして作る15種類のラスク(200円~)も用意する。
「名護市特産品開発事業」で商品開発し、ふるさと納税の返礼品にもなっている「キューブラスク」は「紅芋とミルク」(580円)など4種類を用意する。
果物や牛乳などをミックスして作るスムージーは、「バナナミルク」「ほうれん草グリーン」「ベリースムージー」(350円~)など13種類。人気メニューの「ドラゴンシークヮーサー」は、りんごやシークヮーサーなどにドラゴンフルーツをミックスし、原料だけで鮮やかなピンク色のスムージーに仕上げた。
小浜さんは「10年間、子育てと両立しながら、とにかく周知してもらおうと中南部や県外にイベント出店したり、店の装飾やSNS運用に力を入れたりしてきた。今では観光客や地元の若い子たちも来てくれるようになった」と話す。「子どものころから来てくれているお客さまが子どもを連れて来店してくれるなど、店の歴史を感じた。これからも地域に根付いて、名護の特産品になるような商品を開発していきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~17時。日曜・祝日定休。