
名桜大学(名護市為又、TEL 0980-51-1100)の食堂「あじまあ」が10月9日、2年10カ月ぶりに営業を再開した。
コロナ禍の影響で数年間は営業と閉店を繰り返し、2022年春からの校舎建て替え工事により営業を終えた同店。9月中旬から新棟の供用が始まったことから場所を移して営業を再開した。運営は、2014(平成26)年から担当するシダックスコントラクトフードサービス(東京都渋谷区)が継続して行う。
コンセプトは「地域に根差した食堂」。今回からは特に地元の食品業者との連携を強化しているといい、シダックスコントラクトフードサービス沖縄営業所長の新垣隆さんは「地元に根差すことで地域貢献を目指していきたい。だしも手作りし、手間暇かけている」と話す。
店舗面積は約300坪。席数は400席。メニューは、「温玉からあげ丼」(450円)や、手作りのソーキを使う1日30食限定の「軟骨ソーキそば」(480円)、「日替わりランチ」(520円)や「カレーライス」(400円)、「週替わりパスタ」(500円)、「きつねうどん・そば」(430円)など約20種類。
店長の下地さやかさんは「オープンから2日間で約800人の来店があり、期待されているのだと実感した。『待っていた』と声をかけてもらいうれしかった」と話す。「学生たちの昼休みの時間帯の11時50分から12時台はスピード勝負。学生の要望も聞きながらメニューも拡充させていきたい」と意気込む。
同大広報室長の木暮祐一さんは「当校には2000人の学生が在学しているが、学食がない期間は教職員も合わせてランチ難民が多かったので、やっと営業が再開できてほっとしている。一般の人も利用できるので気軽に寄ってもらいたい。学食をきっかけに当校のことも知ってもらえれば」と話す。
営業時間は11時~15時。土曜・日曜・祝日定休。