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国頭・辺戸エリアをめぐる「辺戸ウオーク」初開催へ 豪雨災害チャリティーで

「やんばるの自然を体験してほしい」と地域おこし協力隊の加藤さん

「やんばるの自然を体験してほしい」と地域おこし協力隊の加藤さん

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 国頭・辺戸地域を巡るウオーキングイベント「春らんまん 辺戸ウオーク」が3月2日、開催される。

沖縄県最北端の「辺戸岬」の風景

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 主催は、辺戸岬観光案内所を拠点に活動する地域おこし協力隊の加藤千加子さん。企画したきっかけは、昨年11月の北部豪雨だという。「比地地域や上島地区は被害がひどく、今でも大変な思いをしている方がいる。同じ村内で何かできないかと思った」と加藤さん。チャリティーイベントとして行い、イベントの収益は両地域に義援金として寄付する。

 当日は辺戸岬をスタートし、「ヤンバルクイナ展望台」まで約30分間ウオーキングして景色を楽しむ。その後、辺戸集落まで歩き昼食を取って「ASMUI Spiritual Hikes(アスムイ スピリチュアル ハイクス)」(やんばる国立公園 大石林山)まで歩く約4時間30分のコース。辺戸岬までは無料周遊バスで戻る。

 昼食は野草をメインにした料理をコンセプトにする「かっかぁカフェ」に立ち寄る。やわらかく仕上げた炊き込みご飯「ぼろぼろジューシー」を中心に地元食材を生かした料理を提供する。店主の佐久眞カツエさんによる、ヨモギをテーマにしたプチ講座も開く。

 加藤さんは「やんばるで山歩きをするなら春がおすすめで、以前から開きたいと思っていた。道中、森林浴のように植物の甘い香りが漂い植物浴セラピーを体験できることが魅力。自然を感じてほしいのでガイドを全面にせずに、歩きながらリラックスしてもらえる時間にしたい」と話す。雨天決行で「雨ならでは山の楽しみ方もあり、匂いや景色が違ってそれもまた良い」とも。

 参加対象は小学生以上で定員は20人。参加者には、加藤さんが制作したサコッシュとポストカードを進呈する。

 「参加してもらうことで支援にもつながる。やんばるにあまり来ない人や、森を手軽に楽しみたい人に参加してほしい。春のやんばるの山をのんびり歩いて、山のエネルギーと野草の力を感じてもらえたら」と参加を呼びかける。

 開催時間は10時30分~15時。申し込み締め切りは2月27日。

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