名護市の名桜大学（名護市為又）が2月20日、2025年に開業する新テーマパークプロジェクトを推進するジャパンエンターテイメント（大中1）と産学連携を結び、協定締結式を行った。

名桜大とジャパンエンターテイメントが協定を結んだ

　協定は、地域社会での観光産業振興における教育の場を共有するとともに、現場での実践、地域経済への還元を見据えた付加価値創造の調査・研究の場も共有する。既に国際学群に「観光産業専攻」を設け、今年4月には国際観光産業学科も新設する同大学と、名護市・今帰仁村にまたがるゴルフ場跡に開業予定の新テーマパークの運営主体である同社が相互連携で、観光産業でのキャリア人材の育成を目指す。

　同日行われた締結式には、名桜大学の砂川昌範学長と林優子副学長、ジャパンエンターテイメントの加藤健史社長と佐藤大介取締役が出席し、協定書に調印した。

　「新設する国際観光産業学科では、実践やキャリア形成に重きを置いた教育で、地域から世界で通用する実践力のある人材を育成をしていく」と砂川学長。加藤社長は「沖縄から日本の観光産業に変革を起こしていくには、高度な観光人材が必要。今回の連携で、教育・実践・研究と調査というサイクルが可能になる。雇用の側面でも連携していければ」と期待を寄せる。

　新テーマパークは、「亜熱帯・沖縄の魅力ある自然環境を生かしたテーマパーク」をコンセプトに建設を進める。今月7日には起工式があった。