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名護「羽地の駅」が10周年 名物グルメ「ニューハーフ」、記念イベントも

「記念イベントは多くの人に来てほしい」と呼びかける我那覇さん(左)

「記念イベントは多くの人に来てほしい」と呼びかける我那覇さん(左)

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 名護・羽地地域発信拠点「羽地の駅 やんばるたまご」(名護市真喜屋、TEL 0980-58-2358)が4月27日、10周年を迎える。

名護・羽地の「羽地の駅」店内

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 農業や養鶏が盛んな羽地地域の農産物や畜産物の地域販売拠点として、沖縄県羽地振興協同組合(同)が運営する同施設。2012(平成24)年から簡易的な直売所として3年ほど営業し、2015(平成27)年にオープンした。現在では年間約9万人が訪れ、地域住民から観光客まで幅広い層に親しまれている。羽地地域を中心とする約500軒の農家の農作物や花木、地域のハンドメイド品を中心に販売するほか、テイクアウト専門の軽食店と沖縄そば店も営業する。

 同施設の名物は、地鶏・羽地鶏をアピールしようと8年ほど前に開発した、鶏と魚のすり身を半々に練り合わせたミンチ棒「ニューハーフ」。インパクトのあるネーミングもあって話題を集め、多い日には50~60本が売れるという。

 10年間を振り返り、沖縄県羽地振興協同組合副代表の我那覇隆樹さんは「利用者の声を聞きながら、売り場やコーナーを拡大し、挑戦してきた。地元のための施設としてオープンしたが、平日は約8割が地元客。地元の人の『こういう商品を置いてほしい』という声を受け、生活雑貨や日用品の取り扱いも拡充させている。週末には本島中南部からの来訪者や観光客も増え、リピーターも多い」と話す。

 10周年を記念し、4月20日には「10周年記念感謝祭」が開催される。4月第3日曜の「もずくの日」に合わせ、交流のある伊平屋島から届く新物の生モズクのほか、新玉ネギや黒糖、アオサなどの島の特産品を販売。地元農家による野菜や花木の直売も行われ、グルメコーナーではヤギ汁や羽地鶏を使った「ハイケイ」、タコライスなどが並ぶ。キッチンカーも来場する。同時開催の「椛ココライトマルシェ」も合わせて開き、にぎわいを創出する。開催時間は10時~17時。

 4月には新たにウッドデッキを整備し、マングローブを眺めながらくつろげる空間も設けた。今後について、我那覇さんは「当初の目的の、農家の雇用拡大と所得向上につなげることを引き続き行い、ここにしかない特産品を活かした商品づくりも進めたい。目標は年間12万人の来場。地域にとって良い施設にしていきたい」と話している。

 営業時間は9時30分~18時。

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