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名護・宇茂佐の森に洋菓子店「ブールムー」 パティシエ夫婦が出店

「気軽に立ち寄ってもらいたい」と話す店主の平安名常也さん

「気軽に立ち寄ってもらいたい」と話す店主の平安名常也さん

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 洋菓子店「パティスリー ブールムー」(TEL 080-9854-2849)が名護市宇茂佐の森にオープンして3カ月がたった。

洋菓子店「ブールムー」が提供するケーキ

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 出店したのは、那覇市内の洋菓子店で長年経験を積んだ、平安名常也さんと智絵さん夫婦。2人は共に16年間のパティシエ経験があり、「いつか自分たちの店を持ちたい」との夢をかなえた。常也さんによると、出店の構想は5~6年前から温めてきたといい、昨秋、友人にケーキを届けるため名護市を訪れた際、たまたま通りかかった物件と出合い、移住と出店を決意したという。

 店内は木目とグレーを基調とし、落ち着いた空間に仕上げた。商品に使うバターは発酵バターと無塩バターを使い分け、チョコレートは数十種類の中から5~6種類を選んで使う。

 店頭では、生ケーキ13種類、ホールケーキ5種類を常時取りそろえる。生ケーキは、勝山シークワーサーの果汁を使ったチーズケーキ「勝山レアチ」(583円)や、季節の果物を使った「フルーツタルト」(703円)、「生ガトーショコラ」(313円)、「クリーミーチーズ」(410円)、カップケーキで仕上げる「季節のショートケーキ」(648円)など。

 焼き菓子は、紅芋や黒糖を使ったクッキー(129円~)、チョコレートサブレ「TOKIサブレ」(334円)、「チーズパイ」(226円)など約20種類をそろえる。このほか、常也さんの実家という「菊みそ加工所夢工房」(八重瀬町)から取り寄せたみそとレシピで作る「シフォンケーキみそ」(1P=313円、ホール=2,754円)も用意する。

 智絵さんは「北部に住むのは初めてだったが、名護の人は本当に温かい。街で声をかけてもらえたり、業者の方が気にかけてくれたり、距離感が近くて心地よい」と話す。

 常也さんは「オープン直後は予想以上の来客があったが、ようやく落ち着いてきた。これからは作りたい物を作っていきたい」と話す。「生ケーキはボリュームも意識し、ホールケーキは価格を抑えて提供している。誕生日など晴れの日に気軽に使ってもらえたら」とも。

 営業時間は11時~19時。月曜・日曜定休。

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