
大相撲・田子ノ浦部屋(東京都江戸川区)の力士らが6月11日、名護市辺野古を訪問し地域住民との交流を行った。
同部屋コーチの村田武志さんが東洋大学相撲部時代に辺野古で合宿を行っていた縁による交流。恩返ししたいと、一行の沖縄訪問に合わせて行った。
当日は、辺野古公民館に田子ノ浦部屋から力士や行司ら14人が訪れ、やまびこ久辺保育園の園児や辺野古老人クラブ、辺野古女性会、辺野古青年会のメンバーや区民ら約120人が参加。3時間にわたり交流した。力士らは、身長や体重などを交えながら自己紹介した後、昼食を一緒に取りながら歓談した。相撲体験では力士らがそんきょや四股、股割りなどの所作を披露。子どもたちとの取組に応じた。
村田さんは「区民の皆さんとつながることができ、あっという間の楽しい時間だった。田子ノ浦部屋をもっと知ってもらい、また辺野古を訪れたい」と話す。
辺野古区長で沖縄県相撲連盟の普及部長でもある徳田真一さんは「相撲部屋が辺野古を訪れてくれたのは初めて。園児らが力士の動きをまねる姿も見られ、終始笑いの絶えない時間だった。相撲は辺野古に根付いているスポーツ。これからもこのつながりを深めて交流していければ」と話す。