シークワーサーの開花の見頃に合わせたイベント「勝山シークヮーサー花香り祭」が3月11日・12日、名護・勝山公民館(名護市勝山)で開催される。主催は、名護市勝山区。
勝山特産のシークワーサーの販売促進やブランド化を目的に開く同イベント。シークワーサーと合わせて、勝山の3大シンボルである「ヤギ」と「山」もPRする。今年は3年ぶり16回目の開催となる。2日間で約2000人の来場を見込む。
11日は、安和小学校4年生やキリン保育園(以上、名護市安和)による「シークワーサーダンス」や屋部中学校吹奏楽部によるパフォーマンス披露、東京五輪で金メダルを獲得した喜友名諒選手が所属する「劉衛流龍鳳会」による演武などを行う。
12日は、ヤギ同士が頭をぶつけて戦う目玉イベント「勝山ヒージャーオーラセー大会」を行う。ヤギ1頭や地元野菜などが当たる抽選会(参加費500円)、「あけみおウィンズジュニアマーチングバンド」によるマーチングバンド演奏なども同時開催する。
両日、グルメブースでは「ヤギ汁」などを販売する。季節の花を観賞しながら「安和岳」「古巣岳」の山を登るイベントも行う。登山の参加費は500円(8時30分受付開始)。
勝山区の岸本一郎区長は「高齢化の地域だからこそ、より地域を盛り上げたい。勝山の3つの宝である『山』『ヤギ』『シークワーサー』の魅力を感じてもらい、次世代つなげていきたい」と意気込む。
「シークワーサーの花に焦点を当てたイベントは県内でも珍しいと思う。花はイベント開催時には満開になりそう。公民館周辺では、沿道に『花見ポイント』のぼりを立てて、個人の畑などでも観賞してもらえるようにするので、足を運んでもらえたら」と話す。
開催時間は10時~16時。