
せいろ蒸し専門店「せいろ蒸しカフェあきはる」(名護市中山、TEL 090-8965-0276)が8月1日、オープンした。
居酒屋やホテルの料理人だったという名護市内在住で店主の前田恭平さんは「結婚を機に20年前、富山県から名護市に移住したが、独立は長年の夢だった」と振り返る。子育てが落ち着いたタイミングで出店を決意したという。
席数はテーブル=8席、掘りごたつ=8席。コンセプトは「素材の味を生かしたシンプルな味わい」。注文が入ってから地元の食材をせいろで蒸して提供する。せいろ蒸しについて、前田さんは「蒸した物は食べやすく年配の人から子どもまで食べられる。素材のおいしさがすぐ分かるので、素材そのものの味をしっかり楽しんでほしい」と話す。
メニューは、おばんざいの前菜ビュッフェと蒸した10種類の季節の野菜が付くランチセット「せいろ蒸し」(1,500円)。メインは肉か魚を選んでもらう。4、5種類のデザートプレートとドリンクが付く「デザートセット」(800円)も提供する。たれやドレッシングは自家製で塩は沖縄県産を使う。
オープンからこれまでの様子を「7割は地元のお客さまで、実際に近隣の年配の人やダイエット中の人の来店も多い」と話す前田さん。今後については「中山区の農家から野菜を仕入れたい。中山区公民館の向かいなので、公民館との交流も図っていきたい。ゆっくりと過ごしてほしいので、来店客数は1日に16人程度を見込んでいる。また来たいと思ってもらえるような店づくりを目指したい」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~15時。第2・第4土曜、日曜定休。