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名護で実業家・上間喜壽さん独演会「辺境」 音楽と映像と共に「沖縄」伝える

「臨場感を味わってもらえたら」と話す上間さん

「臨場感を味わってもらえたら」と話す上間さん

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 実業家の上間喜壽(うえまよしかず)さんによる講演会「辺境 FRONTIER 沖縄陰陽“北”」が4月22日、名護市民会館(名護市港2)で行われる。

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 うるま市出身の上間さんは大学卒業後、家業の「上間弁当天ぷら店」(沖縄市登川3)社長に就任し事業の立て直しに着手。2億円の負債から年商6億円まで成長させた実績を持つ。その後、経営支援事業を展開。現在は沖縄県内の経営者育成や国内各地での講演、投資ファンド設立など精力的に活動している。

 講演会は昨年9月に那覇市で初めて行い、600人が来場した。今回が2度目の講演となる。当日は、「他国と隣接する辺境に位置する沖縄が抱える課題、沖縄独自の観光資源や文化、沖縄の現状を伝える」をテーマに、音楽や映像を交え上間さんが持論を展開する。

 講演は3部構成で、第1部「沖縄 陽」では、沖縄の観光産業、独自の文化とこれからの展望まで過去を振り返り未来を考える。第2部「沖縄 陰」では、政治や戦争、金銭問題など沖縄の社会問題に触れる。第3部「予祝」で、は沖縄の本土復帰50年を経て、これからの50年について予測する。

 上間さんは「感情を揺さぶるほどの臨場感で、映画を見ているように感じるはず。それぞれの個人が『沖縄』の一部であり、自分にできることは多分にあることや、それぞれが沖縄という場所の影響を受ける中で、あり方を考え、自分自身と向き合い気づきを得てもらえたら」と話す。

 「『辺境』を通じて、考え方やあり方の原理原則を解きたい。メッセージと本質に気づいてもらうことで自分自身の個性に気づいてほしい。今後は、沖縄県民が沖縄の現状について知り、どうあるべきか考えるきっかけとなる場を普及していきたい」とも。

 18時開演。チケットは、S席=7,000円、A席=5,000円、B席=3,500円。

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