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名護在住の俳優・東克明さんがプロ雀士に 県出身・在住者初

「沖縄で麻雀の普及活動もしていきたい」と東さん

「沖縄で麻雀の普及活動もしていきたい」と東さん

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 名護市在住の俳優・東克明さんが9月29日、「日本プロ麻雀連盟」のプロテストに合格し、沖縄県出身・在住者で初のプロ雀士となった。

「日本プロ麻雀連盟」のプロテストに合格した東克明さん

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 俳優やラジオパーソナリティーとして活動する東さんは、学生時代から続けている麻雀歴が約25年。2年前に県内で開催された「国民文化祭」の麻雀大会で準優勝し、県代表として全国大会に出場したことが、競技麻雀に本格的に取り組むきっかけとなったという。

 プロテストへ向けては、年明けからテスト生として月に1回、福岡市へ通いながら研修を受け、9月15日に実技や筆記試験などの最終テストを受けて合格した。

 合格を受け、東さんは「沖縄にプロ雀士がいないだろうからなろうと決めたが、かなってとてもうれしい。いつも和気あいあいとした仲間内での麻雀をしてきたが、真剣勝負な競技麻雀におもしろさを感じ、本気でやりたいと思った。受験年齢もギリギリだったので、チャンスをつかめて本当によかった」と笑顔を見せる。

 東さんは、2002(平成14)年に設立された「日本プロ麻雀連盟九州本部」(福岡市)に所属する。同団体副本部長の浜上文吾さんは「当連盟で、沖縄在住者がプロ雀士になるのは前代未聞。スケジュールや体力面での不安があったが、東さんは元々麻雀に対する知識が豊富で成績も優秀だった、熱心に取り組み、技術を磨いてきた結果と、私もうれしい」と話す。

 「実力としてはまだまだで、打ち込みが足りないと感じている。これからさらに技術を磨いていきたい」と東さん。「プロになったことをきっかけに、地元で若者や子どもたちが気軽に麻雀を楽しめる環境や普及活動にも力を入れたい。誰でも取り組めることや楽しさを伝えていきたい」と意気込む。

 10月14日に福岡市で行われる、タイトル戦「王位戦九州予選」でデビュー戦を迎える。

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