農林畜産業や林業・漁業などの一次産業も盛んな名護市では、沖縄県内での農林生産高が高く、養豚、鶏卵やブロイラーなどの生産量が多いことも特徴です。

名護市の農林水産物や「食」の魅力などについて、渡具知武豊名護市長に話を聞きました。

▼名護の自慢の一つは、特産品の多様さと「おいしさ」ですね。

はい。名護市では「アグー豚」や「山羊（ヤギ）」の料理や、鶏の郷土料理「ハイケイ」などの肉料理に加え、漁港が市内に点在しているので、鮮魚店などでは新鮮な魚が提供されています。また、パインやマンゴー、パッションフルーツ、シークワーサーなどのフルーツやマンゴー、かぼちゃなどの果物や野菜の産地にもなっています。市内の直売所には農家の方々が直接出荷をされています。

▼市内には酒蔵や醸造所もありますね。

はい。飲み物では、何といっても「オリオンビール」の工場が市内にありますので、どこよりもできたてで新鮮なオリオンビールが名護で味わえます。また、泡盛の酒造所も市内に3カ所あります。各酒造所で作られる泡盛の味わいは全く異なりますので、飲み比べもおすすめです。ほかにも、名護産のラム酒やウイスキー、パイナップルを原料にしたワインやブランデーの醸造所もありますので、種類が豊富なお酒が楽しめるのも名護の魅力の1つです。

▼渡具知市長がおすすめする、地元産品を使った料理を教えてください。

「アグー豚と羽地米のフーチバ―じゅーしー（よもぎの沖縄風炊き込みご飯）」と「アグー豚のハンバーグ」、かつお節を使った汁物「かちゅー湯」です。どれも大好きな料理です。名護は食材も豊富ですから、名護産の素材で好きな料理ができます。

実は、私自身、時間があるときは自宅で料理をしたり、家庭菜園で野菜を育てていたりしているんですよ。農家さんにはかないませんが、食も楽しんでいます。

▼名護市の「おいしさ」も広く知っていただきたいですね。

はい、もちろんです。名護市の特産品は、ふるさと納税の返礼品としてもたくさんご用意しています。一度、のぞいてみてください。ぜひ、食の魅力もあふれる名護市へ遊びにお越しください。心から歓迎します。

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■料理協力
蓬莱　宮里美智留さん

2017年4月にオープンし、名護市営市場そばのアーケード街で営業する「蓬莱」では、宮里さんが地産地消の手作り料理を提供。「つなぐ」「継ぐ」「紡ぐ」をコンセプトに、「歴史文化や自然、食などを通して名護を伝えたい」との思いで、タウンガイドなども務めます。

【蓬莱】
名護市城1-7-2
090-1080-9702
営業時間　16時～22時
日曜・月曜定休

■場所協力
コワーキングスペース　howlive 名護宮里店

カフェをイメージした店内には、シャワー設備も備えており、仕事やスポーツなどそれぞれの利用シーンに応じて過ごせます。ドロップイン利用も可能。

【howlive 名護宮里店】
名護市宮里1-28-8
0980-43-0110
営業時間　9時～21時（土曜・日曜・祝日は19時まで）

■取材協力
名護市秘書課