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名護博物館で「世界のウチナーンチュの日」企画展 移民の歴史と今を伝える

移民船の模型をモチーフにしたフォトスポット

移民船の模型をモチーフにしたフォトスポット

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 「世界のウチナーンチュの日」企画展が現在、名護市立博物館(名護市大中)で開催されている。

体験コーナーを展開

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 「世界のウチナーンチュの日」は2016(平成28)年10月30日、「沖縄に関わる全ての人がウチナーンチュ(沖縄人)であることを誇り、沖縄に思いをはせる日であってほしい」との願いを込め、沖縄県が制定した。

 1階ギャラリーでは、企画展示「『我がふるさとを思う』名護の移民~移民先からの寄付~」を行う。同館学芸係の比嘉貴子さんは「国際協力機構沖縄センター(JICA沖縄)の協力で展示が実現した。今も海外と人のつながりがある、名護の移民の記憶に思いをつなげてもらえたら」と話す。

 エントランスでは、名護市国際交流協会(NIA)が「世界のナグンチュ展」として、世界で暮らす移民の生活や環境の様子を写真で紹介する。NIAスタッフの比嘉拓人さんは「展示は実際の10分の1しかないが、ユーチューブでほかの写真を見ることができるので見ていただけたら」と話す。

 会場では、ブロックで作成した移民先グラフやクイズの展示コーナー、荷造り・出国手続き体験のコーナーを展開するほか、入り口には移民船の模型をモチーフにしたフォトスポットも設置する。

 NIAスタッフの永塚佐紀子さんは「海外移民について知っている地元の人は少ないように感じる。移民政策始まりから100年以上たった今でも、名護と海外はつながっており、海外でも沖縄文化が続いている。そのことを知ってもらいたい」と話す。

 開催時間は10時~18時。入場無料。11月10日まで。

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