名護市出身の二十歳を迎える若者たちが1月12日、名護市東江の神ヶ森の斜面に光文字「華」を点灯した。
毎年二十歳の若者が行い、今年で30回目となる同取り組み。有志が実行委員会を結成し、約20人で電球の設置や山の斜面の草刈りなど、約3週間前から準備を進めてきた。
「華」という文字には「世界の未来が華やかになるように」との願いを込めたという。光文字の大きさは縦横50メートルで120個の電球で明かりを灯す。
当日は、名護市民会館敷地内の海沿いで点灯式が行われ、カウントダウンに合わせて光文字が点灯し、海上に30回目の節目を祝う打ち上げ花火が約3分間上がった。
呉屋大登実行委員長は「昨年先輩たちの草刈りの手伝いをしたが、今年はより範囲を広げたので整備が大変だった。久々に会う同級生も多く、みんなで和気あいあいと準備を進めてきた。地域の皆さんの協力や自分たちの行動力でここまでできたと思うと、とても達成感がある」と話した。
「僕たちの世代は高校時代がコロナ禍だった。『華』漢字のように、自分たちが世の中を華やかにしていきたい。市民の皆さんや光文字を見てくれた人が華やかな気持ちになってもらえたら」とも。
点灯時間は17時45分~22時。1月31日まで。