とんかつ店「蒲田とんかつ富善」(名護市大北、TEL 0980-43-7810)が1月16日、オープン5周年を迎えた。
東京都出身の渋澤啓悟さんが店主を務める同店。啓悟さんはこれまで、東京都内の中華料理店で料理人として腕を磨いた後、20年前に沖縄に移住。現在は、豊見城市出身で妻の千恵美さんと店を切り盛りする。席数は、カウンター席2席、テーブル席16席。
啓悟さんによると、同店の歴史の始まりは、かつて都内で祖父が経営していたとんかつ店という。看板メニューの「スタミナかつ」は、根菜や香味野菜など13種類の野菜で作ったあんを豚モモ肉とバラ肉で包んで揚げた物。渋澤さんは「祖父の店はとんかつ激戦区で50年続く店だった。沖縄での出店は今は亡き祖父と決めた。手間暇かける祖父の味を届けたい」と話す。
メニューは、「スタミナかつ」が付く「名物 スタミナかつ膳」(2個140グラム=1,380円~)、「ミックスフライ膳 海老」(1,700円)、「ロースかつ煮膳」(1,530円)、「富善の唐揚げ膳」(1,280円)など9種類。このほか、サイドメニューとして、中華料理、揚げ物、ご飯物をそろえる。アルコール類は、ビール、泡盛、芋焼酎(400円~)などを用意する。
千恵美さんは「夫婦で経営する、住宅街の小さな店。オープン当初は近隣のお客さまが中心だったが、今では口コミなどで広がり本島南部からもわざわざ来てくださる人も多い。ゆったりとした時間を過ごしてもらいたい。祖父の思いを継ぎながら夫婦で頑張りたい」と話す。
営業時間は13時~22時。火曜定休。