ブランド豚「名護アグー」を使った料理を提供する「アグー処(どころ) 名護味(なごみ)」(名護市港1)が1月3日、オープンした。
今帰仁・古宇利島内のカフェ「古宇利島カフェ」が2店舗目として開いた同店。「名護アグー」を使った「沖縄そば」「二郎系ラーメン」「肉まぶし飯」を柱に提供する。場所は名護市役所隣のラーメン店「たけちゃん」跡で、カウンター席5席、テーブル席16席を備える。
出店について、店長の船波知幸さんは「1年ほど前からカフェで二郎系ラーメンを試験的に提供したところ好評だったことや、地域活動をする中で『名護アグー』のおいしさを知り、このおいしさを広めたいと思ったことがきっかけ」と話す。
メニューは、店内で炊く豚骨スープをベースにアグーの背脂をまぶし、こってりしながらもすっきりとした後味に仕上げたという「アグーじろうラーメン」(800円)や、昆布とアグー肉を使っただしで提供する沖縄そば「名護アグーももそば」(900円)、「名護アグーロースそば」(1,500円)、だしでしゃぶしゃぶした名護アグー肉160グラムをのせた「名護アグーもも丼」(900円)など約25種類。沖縄そばと丼、小鉢などを付けた「名護味御膳」(2,800円)も用意する。
「肉の良さを引き出すために試行錯誤を重ねてきた。名護アグーは純潔の『アグー豚』に近く、脂の融点が低いので消化にも良い」と船波さん。「おいしさに感動する食材だが、まだその魅力が知られていないように思う。地元の人にも観光客にも、肉の甘みやうまみをいかした料理で食材の魅力を知ってほしい」と話す。
営業時間は11時~15時。日曜定休。