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「やんばる観光バス」運行へ 沖縄北部観光に一役

運行を始める「やんばる観光バス」

運行を始める「やんばる観光バス」

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 沖縄・本島北部を拠点にする貸し切り観光バス「やんばる観光バス」が4月22日、運行を始める。

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 本部港を拠点に流通事業やレンタカー事業、旅行業、マリン事業などを手がける「北部港運」(今帰仁村上運天)が、「物流から人流へ」をコンセプトに新事業として展開する。

 観光関連事業に注力する同社ではコロナ禍以前から、沖縄北部観光の盛り上げを見据え、観光バス事業を構想していたが、コロナ禍でいったん白紙となっていた。昨年12月に、一般貸切旅客自動車運送事業の営業許可を取得。再び準備を進めてきた。

 今回新導入したのは、60人乗り大型バス3台と、27人乗りマイクロバス1台、冷蔵庫設備やトランクの広さがある22人乗りマイクロバス1台の計5台。予約制で営業する。旅行代理店などからの依頼のほか、一般からの予約も受け付ける。貸し切りは最低5時間からで、運賃は時間制と距離制の併用により、1時間5,230円、1キロ200円で換算する。

 崎原清社長は「本部港を中心に、やんばる地域の人流を促進し、観光の回遊性を高めたい。本部港は北部・やんばる地域のゲートウェイ的存在で、那覇、徳之島、鹿児島方面へ向かう1万トン級の船が日常的に4便運航している。美ら海水族館や今夏開業するテーマパークへの旅行者流入、大型船の寄港にも対応が進んでいる背景から、港を発着する乗客の移動手段として観光バスの需要が高まっている」と話す。

 「今年は創業60周年の節目の年。北部には非日常を楽しめる観光コンテンツが豊富で、これから需要が伸びていくことを期待している。観光客をはじめとする、多様なニーズに応える移動手段として、貢献していきたい」とも。

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