古書店「コカル新書」(名護市勝山)が6月24日、嘉津宇岳の麓にオープンした。
運営するのは、山城容子さん、豊さん夫妻と友人の東よしのさんの3人。約10坪の店内は、シークワーサー農家の山城さん夫妻が畑作業の休憩所として使っていた古民家を改装。本棚やカウンターは豊さんが手作りし、海を望む読書スペースを3席設けるほか、木製のテーブルやナチュラルカラーの椅子を配置した。
店内には、容子さんと東さんが選ぶ幅広いジャンルの古書約2000冊をそろえる。沖縄関連の本や芸術、絵本・児童書、歴史、文学など。古書市場での仕入れのほか、寄贈や買い取り、自身の蔵書などで集めた。中でも、「防災」をテーマに、災害対策や自然に関する本を取り扱うのが特徴という。沖縄県内で活動する作家のやちむんなどの工芸品も展示する。
豊さんは「2022年の台風による土砂崩れで建物周辺が被害を受け、大変な思いをした。知人やボランティアの協力のおかげで、石積みなどを行い復旧することができた経験を生かして、災害対策や自然、環境について、本やワークショップを通して伝える場にしたい」と話す。不定期で、防災や環境保全の専門家を招いてのワークショップも行う。
容子さんは「東さんとの『いつか書店を開きたい』という思いに夫が加わり、実現することができた。ここで本を見たり、ワークショップに参加したりすることが自然や防災について考えるきっかけになれば。景色を眺めながら本を読んだり、鳥の鳴き声など自然の音に耳を澄ませたりしながら、ゆっくり過ごしてほしい。静かにくつろげる場所として親しまれる店にしていきたい」と話す。
営業時間は11時~16時。水曜・木曜・金曜定休。