飲食店を併設したゲストハウス「ゲストハウス&ダイニングバー またや」(名護市呉我、TEL 0980-43-1858)が9月1日、オープンした。
「泊まれるダイニングバー」をコンセプトにする同店は、栃木県出身でオーストラリアやニュージーランドで農業を経験し、東京都内で飲食店店長などを勤めた寺内光大さんが開いた。きっかけについて「農学部への大学進学で沖縄に来たが、18歳の時にゲストハウスを作りたいと目標を立て、14年間構想してきた」と話す。場所は山に囲まれた奈佐田川沿いで、「住宅街からも少し離れ、自然を感じるこの場所に決めた」と寺内さん。
「家族や親友に協力してもらいながら2年前から準備を進め、クラウドファンディングにも挑戦してオープンにこぎ着けた。つながりを大切にしてまた再会したいという思いから、店名は方言で『またね』を意味する言葉にした」と笑顔を見せる。
建物は新築2階建てで、1階にはダイニングバーとゲストハウスのコミュニティースペース、ファミリータイプの部屋を設ける。2階には男女共有の4人相部屋のドミトリー2部屋と2人部屋1部屋、「女性専用エリア」にドミトリー2部屋と2人部屋1部屋を備える。
ダイニングバーには、カウンター席5席、テーブル席8席、テラス席4席を用意。メニューは、「タコライス」(800円)や「ヤギのたたき」(1,100円)、「ゴーヤーチャンプルー」(600円)、「もずくの天ぷら」(550円)などの沖縄料理を中心に、オリジナルの「麻婆(マーボー)ゴーヤーそば」(900円)や「ミミガー塩だれ炒め」(600円)、「沖縄そばナポリタン」(750円)などを提供する。アルコール類は、ビールや泡盛などのほか、焼酎やカクテル(以上500円)など、約30種類をそろえる。
寺内さんは「敷地が広く屋上やバルコニーもあるので、バーべキューや屋外の映画観賞会などイベントも打っていきたい。飲食や物販のポップアップショップの場としても提供し、やりたいことがある人が挑戦できるようにしていきたい。地元の人との交流やチャレンジができる場にしていければ」と意気込む。
ダイニングバーの営業時間は11時~15時、17時~23時。火曜定休。